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急性区画症候群(コンパートメント症候群)

2021年7月15日

こんにちは。
ななみ整骨院藤沢院の渡邉です。

7月も半ばになり、夏休みも近づいてきましたね。

学生は夏練で練習や試合が多くなる時期だと思います。
連日の運動で身体的にも精神的にも疲れてくると怪我が増えてきます。

今回は、急性区画症候群について解説します。
これは骨折・打撲などで、筋肉内出血や浮腫が起こり神経・血管を圧迫し重篤な機能障害を起こすものです。
特にコンタクトスポーツで起こりやすく、急激に進行するもので適切な処置が必要です。

*きつい外固定(ギプス・包帯)でも起こる場合があります。

まず四肢の血管、神経、筋肉は“筋膜”や“骨間膜”というもので仕切られ、いくつかの区画に分けられています。

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この区画内で出血や浮腫が起こると内圧が上昇して循環不全を起こし不可逆性(元に戻らない)の“阻血性拘縮”を起こしてしまいます。

症状として
◆阻血徴候の5P
・蒼白(paleness)
・脈拍消失(pulselessness)
・疼痛(pain)
・運動麻痺(paralysis)
・感覚障害(paresthesia)
が挙げられます。
*他動伸展による疼痛(Passive stretching pain)を加えて6Pともいう

処置については少し注意が必要です。
受傷直後はRICE処置を施し、出血を抑えることが出来ます。
R:Rest…休息
I:Icing…冷却
C:Compression…圧迫
E:Elevation…挙上

それでも内圧が高まってくる場合は
圧迫、挙上は阻血を悪化させるため圧迫を解除し患肢を心臓と同じ高さに保つようにしましょう。

その際は、医療機関を受診し医師のもと“筋膜切開術”を行い圧の逃げ場を作ることになります。

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ポイントは適切なタイミングで、適切な処置を施すことです。

この時期は暑さや疲れで自分だけではなく、相手も判断力が鈍ってくる時期でもあります。
練習や試合で思わぬ怪我をして長期離脱することほど悲しいことはありません。

そうならないように日々の身体のケアを十分におこなうようにしましょう。
部活動やクラブの活動で心配なこと、不調があれば遠慮せずに話してください。

引用:病気がみえる 運動器・整形外科

 

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ななみ整骨院グループでは患者さまに安心してご来院して頂けるよう
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☑︎ 全ての施術ベットをアルコール消毒

☑︎ スタッフのアルコール消毒の徹底

☑︎ 30分毎の院内換気

☑︎ 全スタッフのマスク着用

☑︎ 予約管理による院内人数制限

☑︎ 1時間毎の院内アルコール消毒



当院では、交通事故によるお体の怪我の治療を自賠責保険や任意保険を利用して通院することが可能です。

これらの保険を適応して治療を受ける場合、患者様の負担(治療費)はございません。

窓口負担金「¥0」で施術を受けることが可能です。

保険会社とのやりとりも当院のスタッフで丁寧に対応させていただきます。

 

 

 

 

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