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骨の痛み

2021年12月24日

こんにちは。
ななみ整骨院の渡邉です。みなさんは骨折した経験はありますか?
その時の痛みを覚えていますか?

骨は骨皮質骨髄腔骨膜から構成されています。
骨皮質と骨髄腔が白くて硬い本体を形成し、その周りに骨膜が張り巡らされています。

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痛みを感じるセンサーは骨髄腔に多少はあるものの、そのほとんどが骨膜に存在します。
つまり、骨折した際に痛みを感じるのは“骨膜”にあるセンサーになります。では骨折以外での骨の痛みはどうでしょうか?
癌の骨転移による痛みというものもあります。

癌細胞が骨で増殖すると、
プロスタグランジン”や“エンドセリン−1”などの物質を放出し、骨髄腔内のセンサーを活性化することで痛覚過敏を起こします。

癌が増殖することで骨髄内の感覚神経を圧迫破壊することで神経損傷を起こし痛みを生じます。

また、癌細胞が破骨細胞(骨を分解する細胞)を活性化することで骨を分解していきます。
分解された骨は骨折しやすくなり、分解に伴ってでてくるがセンサーを刺激し痛みを生じます。

今回は骨の痛みについて解説しました。
痛みの要因は非常に多岐に渡ります。
それらを知ることで痛みを感じている時、自分がどんな状態かを知ることができるかもしれません。

 

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