肘に関する症状
・肘関節脱臼
・肘内障(小児0~3才歳前後)
・関節炎(テニス肘、野球肘、ゴルフ肘)
・肘頭骨折
・肘の靭帯損傷
・滑液包炎
・変形性肘関節症
<肘関節脱臼とは>
肘の脱臼は比較的発生頻度が多く、その大半は、転んだ時に肘を伸ばして地面に手をつくことで起こる肘関節後方脱臼です。この他にもスポーツ活動中の衝突や交通事故、転落などが挙げられますが、やはり手をついた衝撃で肘関節が外れる事が多く、必ずと言っていい程、骨折や靭帯損傷といった合併症が発生します。
<肘関節脱臼を引き起こすケース>
・転倒した際に手を衝く
・交通事故
・スポーツ中の事故
・幼児の手を強く引っ張った際(※小児肘内障)
<肘関節脱臼症状>
・肘関節の痛みや腫れ
・関節の変形
・肘関節の曲げ伸ばしができない
・周囲の靭帯の損傷などが重い場合、激しい痛み
・指が伸ばせない
・幼児が腕を下げたまま動かさない場合
<当院での肘関節脱臼に関する施術>
・徒手整復(外れた関節を元に戻すこと)
・アイシング
・包帯固定
※さらに検査が必要だと判断した場合には提携病院で精密検査を行います
<肘内障とは>
肘内障は子供に発生しやすく簡単にいえば「肘の関節が抜けてしまった状態」のことです。正確には亜脱臼した状態ですが後発的な年齢は1歳~4歳頃の幼児に多く、保護者の方が手をつないで歩いているお子さんの手を強く引っ張った際、遊んでいて腕の引っ張り合いをしたなど様々です。成長期の子供の骨は大人と違って完全な形をしていない分、何気ない動作でも肘が亜脱臼しやすいので注意が必要です
<肘内障引き起こすケース>
・遊んでいて腕を引っ張る
・親が子供の手を引っ張る
・転んで手をついた
<肘内障の症状>
・肘や手首を抑えて泣き出す
・腕を動かしたがらない
・片腕がだらんと下がった状態
・肘をお腹の近くにくっつける
・動かそうとすると泣き出す
<当院での肘内障に対する施術>
・徒手整復術(肘を元の位置に戻す)
・包帯固定
<上腕骨外側上火炎とは>
上腕骨外側上火炎に代表される例として「テニス肘」「野球肘」「ゴルフ肘」が有名ですが最近では生活環境の変化から「マウス肘」や「スマホ肘」などと呼ばれる事もあります。主婦による日常生活での負担がもっとも多い発生原因で、買い物や掃除など家事全般で「手首」を動かす筋肉の使い過ぎにより発生します。症状は肘の内側や外側の痛みを伴い、場合によってはコップやお箸を持つ時でさえ激痛が走る事も珍しくありません。
<外側上顆炎を引き起こすケース>
・主婦による日常生活動作全般
・スポーツなどの使い過ぎ(テニス・野球・ゴルフ)
・長時間のPCやスマホでの作業
・小さなお子さんの抱っこ
・荷物を持ったり運んだり
・自転車のブレーキを強く握る
<外側上顆炎の症状>
・痛みでペットボトルのキャップが外せない
・コップが持てない
・ドアノブを回せない
・肘が痛くて力が入らない
・肘の周りが熱っぽい
・指先に痛みが走る
<外側上顆炎に対する施術>
・超音波
・低周波
・SSP治療機
・アイシング
・前腕筋群のストレッチ
・テーピング/キネシオテープ
<肘頭骨折とは>
その殆どが転倒した際に肘を曲げた状態で地面に強打した時に発生します。ぶつけた患部が腫れ、強い痛みを伴うため肘を動かすことができなくなり、肘をぶつけた衝撃の大きさによっては粉砕骨折を起こすこともあります。
<肘頭骨折引き起こすケース>
・転倒
・交通事故
・スポーツ
<肘頭骨折の症状>
・強い痛み
・紫色の内出血
・肘が動かない
・ゴリゴリと音がする
<当院での施術>
・整復術
・シーネ、添え木固定
※症状が強い場合は提携先の病院へ転送
<肘の靭帯損傷とは>
スポーツや格闘技の怪我に多く、肘関節が動く正常な範囲以上に肘を伸ばしたり、捻ったりした場合に発生する。「肘を逆に伸ばす」状態で、いわゆる肘関節の「捻挫」に近い感じ。伸ばしたり捻ったりの状態にもよるが、靭帯を損傷が伴うと肘を動かすことは困難。
<肘の靭帯損傷を引き起こすケース>
・運動・スポーツ中の事故
・転倒時に腕をついて捻る
<症状>
・かなり腫れる
・内出血で紫色になる
・肘が曲がらない
・肘関節周辺が熱をもつ
・ズキズキと強い痛みが出る
<当院での施術>
・アイシング
・超音波治療
・テーピング
・シーネ固定
・SSP治療など
<変形性肘関節症とは>
スポーツや腕を酷使する仕事の方に多く、長年に渡り肘に継続的な負担が掛かる事よって肘軟骨が損傷を受けて変形性肘関節症を発症することがあります。変形が進み症状が悪化すれば場合によっては手術が必要となるため、肘に違和感を覚える・肘がしっかり曲がらない、または伸びない、といった症状がある場合には早めに医療機関を受診する必要があります。
<変形性肘関節症引き起こすケース>
・加齢による劣化(最も多い)
・肘関節の酷使
・骨折などの後遺症
<症状>
・肘が曲げ伸ばしできない
・違和感がある
・動かすと痛い
・肘が曲がったまま伸びない
<当院での治療>
・肘関節の可動域改善
・低周波
・SSP治療
・ストレッチ
・超音波治療など