肩に関する症状
・肩関節捻挫
・肩関節脱臼
・肩鎖関節脱臼
・鎖骨骨折
・腱板損傷(野球肩・テニス肩等)
・四十肩、五十肩
・肩こり
<肩関節捻挫とは>
肩関節を本来の位置に保持している靱帯が断裂しておこるけがです。肩の捻挫はよく起こる怪我であり、特に柔道やラグビー、レスリングなどの接触を伴う運動選手に多くみられ、靭帯の損傷が大きいほど痛みと腫れは強くなります。交通事故や転倒で肩の外側の強打、端部から落ちたときや、伸ばした腕から着地したときにも起こります。また家庭の主婦が重たい荷物や布団などを不用意に持ち上げた際にも肩関節を痛めてしまうケースもあります。
<肩関節捻挫を引き起こしやすいケース>
・接触を伴うコンタクトスポーツ
・スキーやスノボーによる転倒
・高齢者による転倒
・重量物(布団や買物荷物等)などを不用意に持ち上げた時
<肩関節捻挫の症状>
・肩の関節周囲が腫れる
・痛みで腕が上がらない
・関節に熱を持つ
・痛みが強く夜眠れない
・内出血がみられる
<肩関節捻挫に対する当院の施術>
■ 急性期
・アイシング
・超音波
・SSP治療器
■ 回復期
・温罨法(パルス電療、赤外線、遠赤外線等)
・低周波、高周波
・関節可動域訓練、マッサージ手技
<肩関節脱臼とは>
肩の骨(上腕骨)の位置が正常な肩関節部分から完全にずれてしまっている状態です。
肩関節脱臼は衝突などが多い柔道、ラグビーレスリングなどのコンタクトスポーツ、転倒することが多いアイスホッケー、スノーボードなどのスポーツに多くみられ、日常生活では転倒時に腕を地面についたことをきっかけとして発症することもあります。一度経験したことで何度も繰り返す「習慣性・反復性脱臼」となり易いため怪我直後からのケアは必須です。
<肩関節脱臼を引き起こしやすいケース>
・転倒時に地面に手をつく(高齢者に多い)
・スポーツ中の事故(コンタクトプレーなど)
・交通事故、転倒
・バンザイで腕を上げた際(反復性)
・服の袖に腕を通す際(反復性)
<肩関節脱臼の症状>
・肩が外れると腕が上がらない
・外れた骨が皮膚の下に触れる
・見た目で外れた方の肩が小さく見える
・外れた骨が擦れ合ってコツコツ音がする
<肩関節脱臼に対する当院の施術>
まずは外れた肩の関節を整復(入れ直す)事が最優先です。肩の関節が元に戻ったことを確認した後に適切な施術が始まります。
■ 急性期
・肩関節の整復
・アイシング
・超音波
・SSP治療器
■ 回復期
・温罨法(パルス電療、赤外線、遠赤外線等)
・低周波、高周波
・関節可動域訓練、マッサージ手技
・骨の位置をもとに戻す整復
・保存療法
・リハビリによるインナーマッスルの強化
<検査関節脱臼とは>
肩鎖関節脱臼とは、鎖骨と肩甲骨肩峰との間にある肩鎖関節と呼ばれる関節が正常な位置から完全にずれてしまった状態のことです。日常生活においても転倒時に比較的起こり易い怪我で、転倒などによって強い力で肩を地面に打ち付けることで発生します。同様にスポーツなどで直接鎖骨に強い衝撃が加わった場合にも発生し、鎖骨の外側が上方に浮いたように見えるのが特徴です。
<肩鎖関節脱臼を引き起こしやすいケース>
・接触を伴うコンタクトスポーツ
・スキーやスノーボード中の転倒
・転倒で肩を直接ぶつける
・強い衝撃が直接鎖骨に掛かる
・交通事故など
<肩鎖関節脱臼の症状>
・見た目の変化、鎖骨の出っ張り
・鎖骨の先端周囲の痛み
・90度以上挙げようとすると肩に痛みが走る
・単純に腕が上がらない
<当院での肩鎖関節脱臼に対する施術>
時間が経てば痛みが和らぐこともありますが、まず完治はしません。完全に外れてしまった鎖骨には専門的な整復術や固定、または外科的処置も必要な場合があります。
■ 受傷直後
・整復術(外れた関節を元に戻すこと)
■ 急性期
・アイシング
・超音波
・SSP治療器
・包帯固定
■ 回復期
・温罨法(パルス電療、赤外線、遠赤外線等)
・低周波、高周波
・関節可動域訓練
・マッサージ手技
・インナーマッスルの強化
・肩関節周囲の筋力補強トレーニング
<鎖骨骨折とは>
鎖骨骨折は大きく分けると直接鎖骨に外力が加わり骨折する場合と、転倒などで肩や腕に加わった衝撃が関節的に鎖骨に加わって骨折する場合があります。また交通事故や激しいコンタクトスポーツ(ラグビー、アメフト、柔道)、転倒などの強い衝撃で生じ、鎖骨周辺を通る神経にダメージを与えることもあり、肩を動かすのが困難になります。
<鎖骨骨折を引き起こしやすいケース>
・接触を伴うコンタクトスポーツ
・交通事故
・転倒して肩を地面に強打する
<鎖骨骨折の症状>
・肩が上がらない
・内出血が凄い
・半端ない痛み
・汗をかいて気分が悪くなる
・骨折した骨が皮膚から飛びでそう
・左右の肩の高さが違う
<当院での鎖骨骨折に対する施術>
保存療法と観血的療法(外科的手術)の2つに別れ、骨折部が複雑な場合や早期のリハビリを開始したい場合には外科的な手術が一般的です。比較的軽度な骨折の場合や手術による瘢痕を残したくない場合には保存療法で治しことも可能ですが一般的には固定期間が長くなります。
■ 受傷直後
・整復術(外れた関節を元に戻すこと)
■ 急性期
・アイシング
・超音波
・SSP治療器
・包帯固定
■ 回復期
・温罨法(パルス電療、赤外線、遠赤外線等)
・低周波、高周波
・関節可動域訓練
・マッサージ手技
・インナーマッスルの強化
・肩関節周囲の筋力補強トレーニング
<鍵盤損傷とは>
腱板損傷とは肩関節の安定性をもたらす腱板に断裂などの損傷が生じた状態です。肩腱板損傷が生じると肩を動かすたびに痛みが出たり、痛みで夜も眠れない事もあります。肩腱板損傷は頻繁に肩を動かす人に起こりやすく、肩を酷使するスポーツ選手や、肩を酷使する職人など、長年の肩の使い過ぎや疲労なども原因となります。
<腱板損傷を引き起こすケース>
・肩を酷使するスポーツ選手(テニス・野球など)
・職人の長年の肩の酷使
・加齢による腱板劣化
・スポーツによる怪我
・転倒など
<腱板損傷の症状>
・腕を動かすと痛い
・痛みで寝付けない
・日中、昼間を問わず痛い
・肩の中でジョリジョリ音がする
<当院での腱板損傷に対する施術>
腱板損傷は運動中や事故などの衝撃が加わった場合にも起こりますが、微力な外力が長期的に繰り返し腱板に加わり発生する場合や、経年変化によって発生する場合もあるので見極めが重要です。場合によっては病院と連携し精密検査を勧めます。
■ 急性期
・アイシング
・超音波
・SSP治療器
■ 回復期
・温罨法(パルス電療、赤外線、遠赤外線等)
・低周波、高周波
・マッサージ手技
・インナーマッスルの強化
・肩関節周囲の筋力補強トレーニング
<四十肩・五十肩とは>
四十肩・五十肩とは、正式には「肩関節周囲炎」と呼び、特に40〜50歳代の方に多いため発祥する年齢で呼ばれます。最近では運動不足など様々な理由から10代〜20代の若い世代にも多く見られます。多くの場合、はじめは気にしない程度の痛みから、気付くと腕を動かすたびに激痛が走る程の症状に進行しています。
<四十肩・五十肩を引き起こしやすいケース>
・慢性的な肩こり症
・デスクワークが多い
・運動不足や睡眠不足
・悪い姿勢、猫背
・ホルモンバランスの変化
・経年変化による
<四十肩・五十肩の症状>
・夜痛くて眠れない
・朝痛くて目がさめる
・肩の痛みで頭が洗えない
・洗顔できない
・痛みで腰やお尻に手が届かない
<四十肩に対する当院の主な施術>
・温熱治療(赤外線・パルス光線など)
・高周波治療
・超音波
・関節可動域訓練(リハビリ)
・筋肉・関節の緊張緩和(手技施術)
<肩こりとは>
頚部痛または頚背部緊張性疼痛を通称で “肩こり” と呼ぶ方は多くいます。
原因にはいろいろなものがありますが、同じ姿勢をとり続けると頭や腕を支える僧帽筋やその周辺の筋肉が緊張によって硬くなり、循環障害が起こり疲労物質が蓄積し肩こりを起こすと考えられています。たかが「肩こり」と軽視するのは危険で、自律神経に影響を及ぼしたり、様々な症状を引き起こす原因になったり、危険な病気が潜んでる場合がありますので早めの受診をお勧めします。
<肩こりを引き起こしやすいケース>
・骨盤、背骨の歪み
・精神的ストレス
・同じ姿勢が続く
・自律神経の乱れ
・ホルモンバランスの変化
・運動不足
・眼精疲労
<肩こりの症状>
・首肩の痛み
・慢性疲労
・頭痛
・吐き気
・うつ
・めまい、だるさ
・イライラ
・耳鳴り頭痛
・倦怠感、疲労感
<肩こりに対する当院の施術>
・姿勢改善
・骨盤矯正
・温罨法(パルス電療、赤外線、遠赤外線等)
・低周波、高周波
・関節運動
・ストレッチ