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シンディング・ラーセン・ヨハンソン病 

2023年2月17日

こんにちは!

ななみ整骨院藤沢院の松橋です。

 

今回はシンディング・ラーセン・ヨハンソン病という、膝に起こる痛みについてのお話です。

 

同じ膝の痛みで「オスグット病」がありますが、こちらは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

どちらもスポーツをしている子供に多く見られます。

膝蓋骨の下の部分の炎症や部分的な剥離骨折などを生じた状態です。

小学校高学年から中学生にかけて発症しやすく、バスケットボールやバレーボールを頑張っている子供達が比較的に多い痛みとなります。

この時期の男の子は膝蓋骨が成長過程で柔らかい状態であり、膝蓋腱(膝蓋靭帯)よりも強度が弱いため、ジャンパー膝を発症するより

シンディング ・ラーセン・ヨハンソン病や分裂膝蓋骨、オスグッド病などを発症する可能性が高いと言われています。

症状として

 ・膝蓋骨下端(お皿の下)の圧痛その周囲の腫れ
 ・ダッシュやジョギングをすると痛む
 ・ジャンプの踏み込み、着地が痛い
 ・階段の昇り降りが痛い
 ・イスの立ち座りの際に痛くなる
 ・膝立ち姿勢時の圧迫刺激による痛み

などを訴えます。

整形外科や病院でレントゲン撮影の結果、「数ヶ月間、安静にしてください。」と言われたが改善がない。

そんな場合は症状が進行している可能性が高いと考えられます。

 

このような状態になってしまう大きな原因として

「オーバーワーク」

が第一に挙げられます。

追い込みすぎ?筋トレのオーバーワークの症状とその予防方法を ...

子供は自分がどのくらいの強度でやってしまうと痛みが出てしまうのか、どこまでやっていいのか、痛みが出るメカニズムはなかなか理解しがたいものです。

指導者や親御さんが適切な練習量とタイミング、ペースなどを提案したり、制限することが一番の予防策です。

 

成長期に多い怪我のほとんどは同じような事が言えます。

 

当院に来院する学生の話を聞くと「部活でストレッチをしない」「すぐにボールを使って練習をする」など身体の柔軟性やケアをする時間が圧倒的に少ないと感じています。

 

競技をする前の準備は怪我の予防へと直結します。

 

部活動やクラブ活動は時間に限りがあり、そこまで時間を割けない事も事実です。

競技のスキルアップと身体機能の向上は同時に行っていく事がベストですね!

 

当院では直接各競技の指導はできませんが、種目ごとにどこへ負担がかかりやすいのか、改善すべき事は一人一人伝えることはできます!

 

これから春に向けてスポーツが盛んになります!

 

今の時期からしっかりとケアをして春を迎えましょう!

 

 

 

 

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