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下腿肉離れ ※エコー画像有

2024年11月9日

こんにちは!

ななみ整骨院本鵠沼院の松橋です!

今回は「ふくらはぎの肉離れ」の症例ご紹介です。

 

40代男性、テニスでスマッシュを打とうと踏み込んだ際に負傷。

受傷後ご自身で2時間ほどアイシング。

 

症状:腫脹-、熱感-、歩行時痛-、片脚立ち-、つま先立ち+、伸長時痛-、圧痛+

翌日にご来院された際は受傷直後にアイシングできていたためか症状が軽く、本当に肉離れしてるのか?と思ってしまうくらいでした。

 

検査をしていくと

・つま先立ちをする際の痛み
・ふくらはぎ内側の限局的な圧痛

があり、その場所をエコーで確認しました。

エコー画像

健側                 患側

真ん中の右上方向に伸びている線が筋膜で、筋膜に向かう左上からの線が筋繊維です。

健側(怪我していない側)と患側(痛みが出ている側)の画像を見比べると、筋繊維の層に亀裂のような線が入っています。

 

 

エコー画像患側ドプラー

ドプラー反応(炎症)も確認できました。

筋繊維の損傷と炎症が確認できたため、治療は

・ハイボルテージ電気治療(急性期の痛みや腫脹の抑制作用があります。)
・アイシング

を行いました。

 

~その後の治療について~

肉離れで損傷された筋繊維はまず瘢痕組織というものに置き換わり、触ると硬結を感じる事ができます。
これは本来の筋繊維よりも伸縮性や耐久性が悪いです。
数か月かけて筋肉に置き換わっていきますが、硬結が残ったままだと再負傷してしまう可能性が高くなります。

したがって、痛みが取れてからも筋繊維の修復を促す超音波という電気をかけたり、周囲の筋肉の柔軟を高めたりという治療を継続していくようにしましょう!

 

 

 



エコー診断機による診療の進め方

エコー診断機も全てにおいて万能ではありません。

藤沢ななみ整骨院グループではエコー診断機による可視化された画像データ・エビデンスを参考に診療を進めますが、

場合によっては提携している整形外科や専門の医療機関と連携を取り、さらに必要な検査も提案致します。

特に骨折や脱臼、日常生活が困難なほどの強い症状が確認された場合には、セカンドオピニオン・サードオピニオンを含め、

必ず医療機関でも精査を受けることが重要になります。

また、骨折後の経過観察や医療機関からの転院、あるいはリハビリの依頼などにも、積極的にエコー診断機を活用しています。

怪我をして期間が経っても良くならない、見た目に左右差があって心配だ、以前の怪我の治り具合を確認したい等の様々な疑問に対応させていただきます。

 

 

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